死霊館のシスター 呪いの秘密

THE NUN 2 (2023年)

【監督】
 マイケル・チャベス
【出演】
 タイッサ・ファーミガ、ジョナ・ブロケ、ストーム・リード、アナ・ポップウェル、ケイトリン・ローズ・ダウニー、ボニー・アーロンズ

【物語】
 フランスの教会で神父が謎の焼死をした。

 その少し前、片田舎の修道院にて。悪魔ヴァラク(ボニー)を封じたアイリーン(タイッサ)は見習いから修道女へと正式に承認。勤め先では、ルーマニアで起きた悪魔祓いの噂でもちきりだったが、その功績が彼女のものとは誰にも知らされていなかった。

 そのアイリーンの元へ、枢機卿が訪問し、こう告げた。

「ヨーロッパ各所の聖職者が怪死する事件が続いている。バーク神父はコレラで亡くなった。君しかこの事件を解決できない」

 無理だと固持したアイリーンだったが、やむなくフランスへ調査に向かうことになる。その列車に、見習い修道女デブラ(ストーム)が。今回の話をかぎつけたデブラは「私も奇蹟を見たい。きっと役に立つわ」と、強引にアイリーンに同行するのであった。

 その頃、あの事件でアイリーンを助けた青年モリース・フレンチ(ジョナ)は女子寄宿学校の雑用係として働いていた。彼は、シングルマザーの教師ケイト(アナ)と、その娘ソフィー(ローズ)と親交を深めていた。

 フランスの教会に着いたアイリーンは、神父焼死事件を調べるが、ここにモリースが働いていたことを知り、不吉な予感に囚われる。そして調査中、ヴァラクの幻影に襲われ失神する。

 しかし、ヴァラクの狙いが聖遺物であること、それを求めるためにモリースを使役していることを察知する。

 アイリーンは、ヴァラクを止めモリースを救うため、寄宿学校へと急行する。

【かえる先生のコメント】
 「死霊館」シリーズ8作目。ただし、直接のつながりは「死霊館のシスター」のみ。本作はその続編となり、若き修道女、アイリーンが主役です。前作を見る必要があります。

 前作で封じたはずの悪魔ヴァラクは、フレンチ(モリース)に取り憑いて脱走。何かの目的のためにヨーロッパ各地で聖職者狩りをしているという状況でした。

 アイリーンの相棒として、本当は信心していない見習いシスターが登場します。案の定、敬虔な信者となりますよね。バディものというほどにはいきませんが、そこそこ活躍します。

 今回ツッコミたいのは、ヴァラクが探している聖遺物が、ヴァラクの弱点という矛盾。ええっと、どういうこと?理解が追いつかない(>_<)

 後は、前回出てきた聖遺物はキリストの血。何で2000年もの昔の血があるわけ?って思っていたけれど、「信心すればワインもキリストの血になる」という説明があり、まあ納得。今回の聖遺物もよく分からんものでしたが、それのありかが教会本部の本に割と明確に書かれているのに、これまで放っておいてたの?いや、探して教会で保管しておけよ!と、これもツッコみたい。

 いかん、ツッコミすぎですね(^_^;。今作はじわじわ精神を削る心霊ものではなく、悪魔と修道女のバトルもの的な感じでした。その分、現実感は薄いので、そっちを求める方には「死霊館」の方が合っています。

 このユニバース残りは後1作「死霊館最後の儀式」ですが、未視聴のため、またの機会に(^^)

※お家鑑賞(評価なし)※


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