007 オクトパシー

OCTOPUSSY (1983公開)

【監督】
 ジョン・グレン
【出演】
 ロジャー・ムーア、モード・アダムス、ルイ・ジュールダン、クリスチナ・ウェイボーン、カビール・ベディ、ロイス・マクスウェル 

【物語】
 中南米で、小型ジェット機アクロスターを操り、見事任務を果たしたジェームズ・ボンド(ロジャー)。

 帰還したボンドに、早くも次の指令が下された。ベルリンで殺された009の任務を引き継ぐのだ。009はピエロ姿で発見され、その手にはファベルジュ・エッグ(卵形宝飾)が握りしめられていた。

 エッグの本物が出品されるオークションに潜入したボンドは、そのエッグを欲しがっているインドの王族カマル(ルイ)に目をつけた。ボンドは、隙を見てエッグを偽物とすり替え、本物を手に入れた。そして,カマルの正体を見極めようと、インドに向かった。

 カマルの経営するカジノに乗り込んだボンドは、怪力の殺し屋ゴビンダ(カヒール)に襲われた。

 果たしてカマルの狙いは何なのか。

【かえる先生のコメント】
 前作「ユア・アイズ・オンリー」は、やや真剣にボンドガールと向き合ってましたが、昔の路線に戻りました。
 大人の恋のかけひき的な路線です。
 題名の「オクトパシー」は、謎の美女の名前で、今回のメインボンドガールのことです。

 アクションは、冒頭のアクロスターが迫力満点。カーチェイスならぬ空中チェイスです。本編の舞台はインドなので、超人的な怪力男や虎や毒ヘビと、ボンドを邪魔するものがオリエンタルな感じです。
 展開が早く、はりめぐらされた謎やアクションの連続が、「インディ・ジョーンズ」を思わせる作りになっていて、飽きずに見られる作品となりました。 

★★★☆☆


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