劇場版 OVERLORD 聖王国編 2024公開

【監督】伊藤尚往
【出演】日野聡、加藤将之、青山吉能、瀬戸麻沙美、生天目仁美、早見沙織、戸松遥、原由実、木内秀信
【物語】
ローブル聖王国は危機に瀕していた。蛇身人や山羊人などの亜人たちが攻め入ってきたのだ。敵の親玉はヤルダバオト(加藤)。かつてリ・エスティーゼ王国を混乱に陥れた悪魔だ。
聖王国の王女カルカ(早見)は、腹心のレメディオス(生天目)、ケラルト(戸松)姉妹と、これに立ち向かった。が、圧倒的な力に為す術も敗れ去った。
敗走したレメディオスは、副官のグスターボ(木内)の進言に渋々従い、アインズ・ウール・ゴウン魔導国に助けを求めに行った。かつてヤルダバオトと引き分け撤退させた超一級冒険者モモンに助っ人を頼むためだ。
内心、亜人を毛嫌いしているレメディオスは屈辱に震えながらも、アンデッドである魔導王アインズに頭を下げた。しかし、アインズに、「モモンの派兵を3年は待て」と断られた。
レメディオスの部下ネイア(青山)は、初めて見る魔導国の亜人たちにびくびくしながらも、統治され幸せそうに暮らしている姿を見て、自分の先入観に疑問を持ち始める。そんなネイアに苛立ち、交渉決裂の怒りをぶつけるレメディオス。
そこにアインズが一人現れた。モモンは貸し出せないが、何なら自分が出向こうではないかと言うのだ。一国の王が単身戦に加わるとは前代未聞。ネイアは「恐れ多い、お断りを」と促したが、レメディオスは、この申し出を受けた。
「悪魔が死んでくれても、アンデッドであるアインズが死んでくれても、どちらでも構わない」と、ネイアをアインズ付きの世話係に任命するのであった。
こうしてアインズは聖王国の危機を救いに旅立つ…
【かえる先生のコメント】
ライトノベル「オーバーロード」のオリジナル新作。これは原作派か、アニメ4期全てを見た人でないと全く楽しめない映画です。
知らない方に世界観を説明しますね(^o^)
かつて大人気だったけれどサービス終了となったゲームがありました。そのゲームでめっちゃ強いギルドを作ったプレイヤーの一人が、サービス終了と共に、そのゲームの世界に自分が動かしていたキャラとして閉じ込められます。自分と同じような境遇のギルドの仲間を探すため、ギルド名アインズ・ウール・ゴウンと名乗り、名声を高めようと考えます。
このギルドは人間種お断りのため、アンデッドや悪魔たちだらけです。また、プレイヤーが作ったキャラも配下として存在しています。有能な配下たちが、ギルドで一人残ってくれたアインズ様を敬い、名声を高めるために世界征服をしちゃおうぜって話です。
本作は、その世界征服の一環で、聖王国を狙っているのです。ヤルダバオトは、アインズ様の部下。つまり、聖王国を襲う側と助ける側が実は同じというマッチポンプです。ひどい話ですよね~(^◇^;)
しかし、面白いんですよ、これが。オリジナリティあふれる世界観、容赦ない展開、過激な描写、そしてすれ違いコント。唯一無二の異世界転生ものです。私は小説版は読んでなくてアニメだけです。興味が出たら、ぜひアニメを1期から見てくださいね♪
★★★☆☆
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