P.S.アイラヴユー

P.S. I LOVE YOU (2008公開)

【監督】
 リチャード・ラグラヴェネーズ
【出演】
 ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー、リサ・クドロー、ハリー・コニック・Jr、ジーナ・ガーション、キャシー・ベイツ

【物語】
 ニューヨークに住むホリー(ヒラリー)。夫ジュリー(ジェラルド)を、脳腫瘍で失ったばかり。

 陽気で情熱的だったジュリー。喧嘩しながらも幸せな生活を送っていたホリーは、家にひきこもる悲しい毎日を過ごしていた。

 そんなホリーの30歳の誕生日。突然の贈り物が届いた。ジュリーが残したメッセージの入ったテープレコーダーと、バースデーケーキ。メッセージは、ホリーにこう告げた。

「ホリー。すごい計画を立てたんだ。これからいろんな方法で僕から手紙が届く。君が引きこもると思ったから誕生日まで待った。1通目は明日だ。手紙の内容に従えよ。いいね? 手紙の仕組みは探るな。天才的な計画が台なしだ。黙ってノってくれ。まだ“さよなら”は言えないんだ。
 じゃ手始めに、今夜はおしゃれしてお祝いしてこい。友達を誘って。ホリー、ケーキを食べたら着替えて街へ飛び出せ。どこにいても君を想っているよ。おめでとう。
P.S.アイラヴユー!」

 それから、ホリーの元には、次々と消印のない手紙が届くのだった…  

【かえる先生のコメント】
 最愛の彼女に、自分の死後もメッセージを送る。この設定に、胸が揺さぶられた話でした。

 今日はこんなことをしろというメッセージに仕掛け。それに従って幸せな気分に浸る主人公。でもその粋な仕掛けに感動する反面、失った寂しさが募る。そんな心情の揺れ動き。
 そして、ヒラリーの演技がばつぐんによかったです。

 自分もこういう粋な男でありたいと、ハリウッド映画から学ぶことが多いです。

★★★☆☆


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