リアル・スティール

REAL STEEL (2011公開)

【監督】
 ショーン・レヴィ
【出演】
 ヒュー・ジャックマン、ダコタ・ゴヨ、エヴァンジェリン・リリー、ホープ・デイヴィス、アンソニー・マッキー、オルガ・フォンダ

【物語】
 元ボクサーのチャーリー(ヒュー)は、ロボット・ボクシングのトレーナーとして、地方を回っていた。

 今日は田舎町で、相手は牛。自らもその勝敗に金を賭けるチャーリー。そんなチャーリーの元へ、訃報が届いた。元恋人が亡くなった。残された11歳の息子マックス(ダコタ)について考えるように言われるが、会ったこともない息子と今さら暮らせるはずがない。

 チャーリーは、世話になっているボクシングジムへ帰った。そこは、自分をボクサーとして育ててくれた恩師のジムで、今はその娘ベイリー(エヴァンジェリン)が守っている。

 ベイリーは、チャーリーが目を付け買おうとしているロボットの事で、チャーリーに食ってかかる。世界ランクにも入っていたロボットを買う金はどうするのだと。

 そこで、チャーリーは、マックスを養子にしたがっている裕福な叔母夫婦に目をつけた。親権を譲る代わりに、10万ドルをせしめようとしたのだ。

 叔母夫婦がイタリア旅行へ出掛ける間、最後に親子としての時間を過ごすことになり、マックスはチャーリーの元へやってきた。
 マックスは、自分をお金で売ったのかと食ってかかり、反発心を露わにする。

 気持ちが通じるはずもないこの父と子、そんな2人の行く先は…  
 
  
【かえる先生のコメント】
 かえる先生の映画愛をくすぐる、すばらしい映画でした☆

 その1。ヒュー・ジャックマンがいい。ウルヴァリン好きですから(^^) ダメ親父なんだけど、どこかまっすぐな所も見せる、“大きな子ども”っぽい演技がよかった。

 その2。ロボットのキャラがいい。何体かのボクシングロボットが出てきます。それぞれのデザインが凝っていて、きちんとした登場人物のように感じられてGOOD!特に“ノイジー・ボーイ”は気に入った。フィギアが欲しいくらい。

 その3。親子愛というテーマがいい。子役のダコタくんは、予告だと大人しい少年かと思ったら、アクティブ。どこかアナキン坊や風の顔で、親近感もわきました。ネタバレになるので、これ以上言いませんが、親子愛がいいんです。

 他にも。主人公の破れた夢をいまも誇りに思っている人の存在。いい感じの悪役の登場。素晴らしいパンフレット。大真面目にロボット・ボクシングの歴史まで書いてあって読み応えがあります。ロボット図鑑も楽しい。

 ということで、自分にぴったり合う映画でした。見終わって高揚感を持ち、何か頑張ろって気持ちになって劇場を後にしました。

★★★★★


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