龍馬精神 (2024公開)

【監督】
ラリー・ヤン
【出演】
ジャッキー・チェン、リウ・ハオツン、グオ・チーリン、ユー・ロングァン、アンディ・オン、ジョイ・ヨン
【物語】
愛馬チートゥに起こされたルオ(ジャッキー)は、日課の訓練を始める。ルオはかつて一世を風靡したスタントマン。落ちぶれた今は、チートゥをスタントホースとして育てているのだ。
そこに借金取りが現れた。人馬一体となって何とか、これを追い返す。
それとはまた別に、問題が持ち上がった。スーツを着た2人組が来訪し、「チートゥをあなたに渡した馬主が債務トラブルを起こした。その返済のためにこの馬を取り上げる」と。
困ったルオ。裁判に臨もうにも費用がない。すると、スタントの後輩たちが「いるでしょ?彼女が」と。ルオは、疎遠になっていた一人娘に連絡をとることにした。
物心もつかない頃に離婚して以来、会うたびに反発していた娘シャオバオ(リウ)は、弁護士を目指す大学生。久々に会いに来た父に戸惑い、私はまだ弁護士になってないと拒絶する。
娘に断られ落ち込むルオは、映画村の仕事に戻った。チートゥと一緒に仮装して、来園客と写真を撮ることで日銭を稼いでいるのだ。
その様子をこっそり見に来たシャオバオは、父の姿に悲哀を感じた。そして、恋人のルー(グオ)弁護士を紹介することにした。
果たして、チートゥを手放さないでいられるであろうか…
【かえる先生のコメント】
ジャッキー・チェン50周年記念作品。かつての勇姿をストーリーの中にうまく取り込んだメモリアルな作品となりました。
70歳となるジャッキー。老いぼれて逃げ惑う体で、借金取りを撃退するシーンには、ジャッキーらしいコミカルなアクションがまた見られ、嬉しくなりました。エンドロールのNGシーンを見ると、やはり老いたなあと感じましたが、映画本編では、まずまずの動きで感服しました。
さてストーリーで重要なのは、馬との絆と、娘との絆。この両方が、いい感じにお涙頂戴劇となっていて、油断すると泣かされます。
馬の演技は本当に見事。CGなしであれだけ演じてるならば、アカデミー助演馬賞をあげてください。めっちゃ可愛いし、格好いいです☆
娘も可愛い。父との和解だろ?と予想はできますが、ジャッキー年齢寄りの私が見ると、あんな娘が欲しいとなっちゃう演技でした。
50周年作品として、実際にスタントから退くのかな?と思わせる内容です。であれば、見ておいて良かったと思います(^o^)
★★★☆☆
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