ロッキー

ROCKY (1977公開)

【監督】
 ジョン・G・アヴィルドセン
【出演】
 シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、カール・ウェザース、ジョー・スピネル

【物語】
 フィラデルフィアのスラムに住むロッキー・バルボア(スタローン)、30歳。

 ヘビー級のボクサーではあるが、がむしゃらファイトのサウスポーでは、声がかかることも少なくなった。ロッキーは、ヤクザの集金人として生活費を得ていた。

 そんなロッキーだったが、新たな生き甲斐を見つけた所だった。ペットショップで働くエイドリアン(タリア)という女性に惚れたのだ。内気で野暮ったいエイドリアンだったが、その素朴さに惹かれるロッキーだった。

 ある日、ジムに顔を出すと、自分の荷物が外に放り出されていた。トレーナーのミッキー(バージェス)の仕業だ。持てる力を発揮せず、無為に過ごすロッキーに愛想を尽かしたのだ。

 その頃、現ヘビー級チャンピオンのアポロ(カール)陣営は頭を痛めていた。対戦相手の急な故障で、1ヶ月後の世界タイトルマッチが白紙になったのだ。準備期間も少なく、他のランキング選手も対戦に及び腰だった。
 そこで、アポロは考えた。
「アメリカはチャンスの国だ。無名のボクサーを代役に立ててみてはどうか?」

 宣伝次第で、マスコミや世間の関心も集めそうなこの企画に、みなは乗った。

 そして、選ばれたのは,ロッキーだった。
 

【かえる先生のコメント】
・何かで勝利した時「エイドリア~ン!」と叫んだ。
・ジョギングのゴールの場所を決めていて,ゴールすると両手を突き上げた。
・朝の目覚めの音楽は「ロッキーのテーマ」だった。
・生卵をコップに入れて、ごくごくと飲んだ。
・部屋の壁には「ロッキー」のポスターを飾った。

 以上、“ロッキーあるある”です。ああ、そんなことしたなぁと共感する方は多いのではないでしょうか。

 私のロッキーを観た順は、「ロッキー2」→「ロッキー」→3、4、ファイナルです。ということで再上映の機会に、パート1を観ることができました。

 2以降のように話がどんどん展開せず、人間ロッキーと、うだつのあがらない生活をしている仲間たちの様子が丹念に描かれています。これが大事で、だからこそアメリカンドリームという言葉が印象に残るのだと思いました。

 また、この作品自体が、映画界のアメリカンドリームでもありましたね。

★★★★☆


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