セーラー服と機関銃 完璧版 (1982公開)

【監督】
相米慎二
【出演】
薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦、柄本明、三國連太郎、風祭ゆき、大門正明、林家しん平、柳沢慎吾
【物語】
女子高生、星泉(薬師丸)は、交通事故死した父と最後の別れをした。母はすでに亡くなっており、たった一人となってしまった。
泉がマンションに戻ると、マユミ(風祭)と名乗る女が待っていた。父の手紙には「もし自分が死んだら泉を頼む」と書かれていた。
翌日、学校に行くと、火葬場で見た男たちが正門に立っていた。佐久間(渡瀬)と名乗る男から信じられない言葉を、泉は聞いた。
「目高組、四代目組長を襲名していただきたい」
先代の組長の遺言「跡目は血縁者に」ということで、探すと、泉の父がその血縁者であったというのだ。
訳も分からないうちにヤクザの組長とされて数日後、泉のマンションが荒らされた。
そして、黒木(柄本)刑事がやってきた。「泉の父の死には麻薬がからんでいる。犯人は麻薬を探しに来たに違いない」と。
翻弄される泉の運命は…
【かえる先生のコメント】
薬師丸ひろ子、われわれの世代では超別格の女優です。角川映画を支え、アイドル全盛時代にあって、アイドルたちとは一線を画す輝く存在でした。
「ねらわれた学園」「翔んだカップル」など、ほぼ全ての薬師丸映画を観ています。
その中でも,「カ・イ・カ・ン」の伝説的台詞で、本作品が一番有名なのでしょうね。“完璧版”というのは、オリジナルではカットされた部分を入れて、長尺にしてリバイバル上映されたバージョンです。こういうことを、初めて行った映画でもあり、当時の人気がうかがわれます。
当時、彼女がいまして、薬師丸ひろ子を可愛くした子でした。この子と、この作品をデートで観に行く計画をしました。デート代を自分でかせぎたいと思ったので、人生初のアルバイトを学校で内緒で行った、淡い思い出があります。
★★★★☆
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