シン・仮面ライダー (2023公開)

【監督】
庵野秀明
【出演】
池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、竹野内豊、斎藤工、大森南朋、手塚とおる、長澤まさみ、西野七瀬、塚本晋也、松坂桃李、森山未來
【物語】
トラックに追われるのは、バイクに乗った2人の男女。追っ手の主はクモの仮面をした男。「裏切り者を捕らえよ!」と手下に命じる。バイクがクラッシュし、投げ出されたルリ子(浜辺)を、クモオーグたちが拉致する。
が、バイクの青年、本郷(池松)が起き上がり、バッタの仮面を装着した。と、圧倒的な力を持って拉致犯の軍団を成敗した。
ルリ子は、父である緑川博士(塚本)の隠れ家に、本郷を連れて行った。現状に戸惑う本郷に、緑川博士はこう告げた。
「君は、昆虫合成型の最高傑作バッタオーグなのだ。その力を人々のために使ったほしい」そして、ショッカーを名乗る組織で働いていた緑川親娘が、バッタオーグの完成をもって、組織を裏切ったことを知った。
そこに、クモオーグが出現し、ルリ子を連れ去った。自分の力に畏れを抱く本郷に、博士は「ルリ子を頼む」と言い残し絶命した。
クモオーグを追いかけた本郷。「来たか、バッタオーグ」と呼ぶクモオーグに、本郷は言った。
「俺はバッタオーグじゃない。仮面ライダー、そう呼んでもらおう」
【かえる先生のコメント】
シン企画。今度は仮面ライダー!私たちの世代をターゲットにしてくれて、本当にうれしいです(^▽^)
仮面ライダー世代としては、思い出だらけです。特に仮面ライダースナックを大量に買ってカードだけ確保し、お菓子は路地に捨てていったという、罰当たりな思い出があります。
他にも、自転車で両手離して変身ポーズとか、勝手に少年ライダー隊として友達と街中を自転車暴走してたとかね。家では、兄がライダー1号、自分が2号。本当は1号が好きなのに、その役は譲ってもらえず悔しい思いをしたとか…。そんな調子で、ストロンガーまでがっつり見てました♪
さてシン版です。序盤のトラッククラッシュシーンの特撮が今一で、初戦闘で血飛沫盛り過ぎで不安なスタート。そして浜辺ルリ子がいけ好かなくて、池松本郷が剛胆でなくて、さらに不安。
しかし、石ノ森愛を感じる数々の仕掛け。サイクロン号の格好良さ。初期怪人の複数投入。と、見ているうちに、「オーケー、いいじゃん」と気持ちが変わっていきました。平成ライダーファンにはどう映ったか聞きたいところですが、昭和ライダー世代としては、大いに楽しめました♪
さて、ライダーというコンテンツ。バットマンとかスパイダーマンとか、ハリウッドと勝負できると思うんですよね。テレビ版だと、特撮部分が安っぽすぎるのと、演技がお子様向きなのでキツいけど、映画だったらもしかして…と期待の目で見てきました。
テレビ版よりはかなりいいけれど、ハリウッドには遠いかなあ。特撮技術か、制作費なのか…。何とか日本のこういう映画が世界に通用してほしいなあと思いました。
★★★☆☆
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