セント・エルモス・ファイアー

St. Elmo’s Fire (1986年)

【監督】
 ジョエル・シュマッカー
【出演】
 エミリオ・エステベス、ロブ・ロウ、アンドリュー・マッカーシー、デミ・ムーア、アリー・シーディ、ジャド・ネルソン、メア・ウィニンガム

【物語】
 仲間が交通事故を起こしたと、大学卒業4ヶ月ぶりに7人の面子が集まった。7人は懐かしの“セントエルモ酒場”で近況を報告し合う。

 そのバーでバイトしながら弁護士を目指すカービー(エミリオ)は、治療先の病院で先輩の女性を見かけて、恋心を再燃させる。そして、ルームシェアしている記者の卵のケヴィン(アンドリュー)に、熱く思いを語る。


 事故を起こしたビリー(ロブ)は、定職に就いていないが父親となっていた。助手席に乗っていたウェンディ(メア)は、そんなビリーに抱く恋心に揺れていた。

 政界を目指すアレック(ジャド)は、レズリー(アリー)と同棲中。結婚も考えているが、レズリーがその気にならないのが悩み。ジュールズ(デミ)は、何か嫌なことがあるとすぐに2人の家に押しかけてきて、自由奔放な性格は変わらない。

 未だ大人になりきれていない7人、仕事に恋に、それぞれの歩む道とは…

【かえる先生のコメント】

 夏の終わりは、どこか切なくノスタルジックな気分になります。ということで、80年代の青春を思い返す映画を特集します(^○^)

 “セントエルモの火”とは、自然現象による放電。それにより嵐が収まる逸話から、船乗りの吉兆とされ、作品内では主人公たちが集まる酒場の店名となっています。

 大学を卒業したものの未だ落ち着かない若者たちが、この再会をきっかけに、自分の進路を定めていくような青春群像劇です。

 1人にスポットを当てるのでなく、登場人物それぞれの悩み葛藤を描くスタイルは、「男女7人夏物語」など日本でもトレンドとなっていた時代です。

 登場人物の中では、一番アンドリュー・マッカーシーが好きでした。どちらかというと自分は真面目なので、良識ある役の方に感情移入します。エミリオの恋の独り相撲や、ロブのルーズさは共感できないなあ。

 また、ジョン・パーの主題歌も耳に残っています。名曲ですね♪

 自分の大学時代、バイトして貯めた金で車を買い、スキー旅行に毎シーズン行ったのが、仲間との思い出です。高校卒業時に、M君からスキーや麻雀を教わり、そこからですね。最高の友達の1人です。

 そういう青春時代の友を思い起こせる作品です。

※お家鑑賞(評価なし)※


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