THE THING (1982公開)

【監督】
ジョン・カーペンター
【出演】
カート・ラッセル、ウィルフォード・ブリムリー、リチャード・ダイサート、ドナルド・モファット、T・K・カーター、デヴィッド・クレノン
【物語】
南極。アメリカの観測基地に1匹の犬がやってきた。その犬をノルウェー基地の隊員がヘリコプターで追い、手榴弾や銃弾を浴びせる。
犬を殺そうと、武器をアメリカ基地内でも使う常軌を逸した行動に、アメリカ基地の隊長はノルウェー隊員を射殺した。
真相究明のために、マクレディ(カート)とコッパー医師(リチャード)は、ノルウェー基地を訪ねたが、そこは無人で、異様な状態であった。尋常な様子でない隊員の死体の数々。そして何かを取り出したと思われる氷塊。
マクレディは、ノルウェーの記録フィルムを見つけ、アメリカ基地に帰ることにした。
その頃、逃げのびた犬はアメリカ基地の犬舎に入れられていた。しかし、異常におびえる他の犬たち。
そして、ついに、ノルウェー犬は正体を現した…
【かえる先生のコメント】
南極という閉鎖空間で、殺戮生命体とのバトル。
というと、「エイリアン」を思い出さずにはいられません。しかし、この作品は1951年「遊星よりの物体X」のリメイク。
エイリアンが美しさすら感じる美術造形なのに対し、物体Xは不定形。そして、物体Xには感染という恐怖があります。 (あ~、またうつるやつだ! 何が初代なのか??)
物体Xにより、人や動物の体はとんでもない状態になり、その特撮が見せ所です。
ただ、特撮だけの映画ではないと印象に残ったのは、カート・ラッセルの演技です。しぶい!自分が40歳になる頃には、ああいう渋いオヤジがいいなあと思ったものです。
★★☆☆☆
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