TICKET TO PARADISE 2022公開

【監督】
オル・パーカー
【出演】
ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ケイリン・デヴァー、マキシム・ブティエ、ビリー・ロード、リュカ・ブラヴォー
【物語】
ロースクールの卒業式を控えるリリー(ケイトリン)は、親友のレン(ビリー)に「最悪のことが起きるわ」と嘆く。
離婚した父デヴィッド(ジョージ)と、母ジョージア(ジュリア)それぞれを招待したのだが、二人から「席は離してくれ」と言われてしまった。あいにく隣の席しか確保できなかったのに。
卒業式当日、リリーの名前が呼ばれると、張り合うかのように父と母は大声で祝福の言葉を贈る。それでも何とか無事に卒業式を終え、リリーは、レンとともにバリ島へ卒業旅行に向かうのだった。
バリ島は夢のような場所だった。リリーとレンは大いにはしゃぎ、透き通る海底でのダイビングを楽しんだ。が、送ってもらったボートが無い。2人を置き去りにして島へ戻ったようだ。
やむなく泳いでいると、島民のボートを見付け、大声で助けを呼んだ。2人を助けてくれたのは、海藻の養殖業を営むグデ(マキシム)というイケメン。リリーはあっという間に恋に落ちた。
それから数十日。ジョージアに着信が。デヴィッドからだ。「おい、メールを見たか!」と慌てている。確認すると、リリーから「バリ島の男性と結婚する。こっちに住むので弁護士にはならない」と!
そんな勢い任せの結婚、人生は選ばせられないと、2人は過去の諍いを一旦置き、娘の結婚阻止に向かって協力関係を築くのであった。
果たして、父母は、娘の交際数日婚を防ぐことができるのか…
【かえる先生のコメント】
ベテラン俳優、ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツがタッグを組んだ、軽いノリのコメディ映画です。
バリ島の美しい風景を楽しみながら気軽に見られるお話でした。エンドロールでは、撮影の別バージョンやNGシーンが流れ、主役2人が、大作でないこの映画をスタッフと共に楽しんで作っていることが伝わりました。
さて、我が子の勢い婚をどうするべきか?という問題。自分には息子がいて、結婚したければ好きにすればいいという立場ですが、もし娘だったら断固阻止しそうです(^_^;)少なくとも、結婚は1年は待ってみろと言いそうですね。
主役の2人は自分たちは結婚を早まったという思いがあり、それもあって阻止するわけですが、この阻止作戦を通して、再び喧嘩も起きるし、過去の嫌な記憶も蘇るわけです。
自分はジョージ・クルーニー側に感情移入しました。家族問題は、とかく自分と比べて見がちですが、「いかん、自分と切り離して映画を楽しむんだ」と耐えましたσ(^◇^;)
私たちの世代のトップスター、ジュリア・ロバーツもブラッド・ピットも、最近は肩の力が抜けたように、年相応の役を楽しんでいる様子です。そう思うと、まだまだ最前線で体も張りラブロマンスもやれるトム・クルーズは凄いですねえ~(本作とは関係ありませんけどね(^▽^)
★★★☆☆
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