VENOM : The Last Dance 2024公開

【監督】
ケリー・マーセル
【出演】
トム・ハーディ、キウェテル・イジョホー、ジュノー・テンプル、リス・エヴァンス・スティーヴンン・グレアム、ペギー・ルー
【物語】
遙か彼方の宇宙にいる邪神ヌルは、かつて自分が創り上げたシンビオートの反乱に遭い、幽閉されていた。ヌルが自由になるためには、シンビオートの誰かがもつコーデックスが必要だった。ヌルは身動きできない自分の代わりに、ゼノファージたちを宇宙に放ち、捜索を命じるのであった。
エディ(トム)は、マリガン刑事殺害の容疑から逃れるべく、メキシコに潜伏し、酒浸り。サンフランシスコには戻れずも、いつまでもこうしてはいられない。ヴェノムがニューヨークの女神を見たいと言い出し、「それもいいか」とニューヨークを目指すことにした。
道中、犬を虐待しているギャングと遭遇し、これを助ける。その際にエディとヴェノムは完全同期をした。すると、エディの体内にコーデックスが!
ゼノファージは、コーデックスの信号を捉え、すぐさま現場に向かうが、既に同期を解いていたエディからはコーデックスの反応が消え、ゼノファージは立ち尽くす。
一文無しのエディがニューヨークへ行く方法は、飛行機の機体にヴェノムがしがみつくこと。悲鳴をあげるエディだったが、アメリカとの国境は越えられた。しかし、振り落とされそうになり再び同期。すると、ゼノファージが急襲。機上の戦闘の末、エディたちは落下した。
ヴェノムパラシュートで軟着陸をしたエディ。自分らを狙う謎の怪物。さらに、軍関係者も追ってくるこの状況を、どうやって打破するのか…
【かえる先生のコメント】
「ヴェノム」シリーズのラスト作。副題にあるようにラストといってよいでしょう。どうやらMCU入りの匂わせは回避決断をしたらしく、ヴェノム3作として、他のアベンジャーズを気にせず楽しめるようにしてありました。いい決断だと私は思います。
さて、今作で登場するヌル。自分が創った存在に負けて幽閉されてるとは小物感が漂いますが、一体どんなキャラなのか(^_^;そして、今後再登場するのか?
実際に戦闘するのは、その使い魔獣ゼノファージです。複数います。切断されても元通りになる不死身性が厄介な獣です。
「エイリアンの個体名はゼノモーフだったなあ」と鑑賞中に気になっていたので、「ゼノって何だろ?」と調べてみました。ギリシャ語で「異なる、異質の、外から来た」のような意味だそうです。「ファージ」はウィルス。「モーフ」は変身。「ヌル」は零、何データもない状態。次から次へと気になったので、書いてみました。
結構分かりやすい伏線に気付いたので、ゼノファージの倒し方は予想的中でした。それにしても、ヴェノムっていい能力もってるようで、毎度弱い感じもしますね( ̄∇ ̄)
軍のリーダーや、研究施設の女性博士2人など、脇役もいい味付けになっています。メインの博士の過去エピソードがありましたが、ちょっと雑だったかな。何かすごく重要な複線かと思いきや…
って肩すかしでした。
とはいえ、本作の魅力はバディものとしてのトーク部分ですよね。3作目で絆も深くなり、いい関係が出来上がってます。喧嘩もんかの1作目も面白いけれど、親友(まぶだち)になった2人もいいですね(*^o^*)
★★★☆☆
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