MUTHU (1998公開)

【監督】
K・S・ラヴィクマール
【出演】
ラジニカーント、ミーナ、サラット・バーブ
【物語】
ムトゥ(ラジニカーント)は大地主ラージャ(サラット)の覚えめでたい使用人、下働き仲間からも頼りにされる男。
ラージャの誕生日。母より「観劇ばかりしてないで、早く結婚して孫を抱かせろ」と小言を言われるラージャに「お寺参りに行きます」と助け船を出したムトゥ。が、2人はやはり芝居小屋へ行った。
そして帰宅すると、従姉妹のパドミニがいた。伯父はラージャの財産を狙って2人の結婚を勧めているのだ。しかし結婚の意思はないラージャはパドミニを置いて翌日もムトゥを伴って芝居小屋へと出掛けるのであった。
今日の芝居はシャクティ劇団。ムトゥは最前列にもかかわらずくしゃみや居眠りをしてしまい、看板女優ランガ(ミーナ)を怒らせる。「あなたなんて歌も踊りもできないくせに!」と非難する女優に向かって、観客は「いやムトゥなら何でもできるぞ!」と言い出し、ムトゥを舞台に無理矢理あげてしまう。
困惑したムトゥだったが、見事な演技を披露し拍手喝采を浴びる。その横で、ラージャはランガに一目惚れしているのであった。家に戻り結婚宣言をしたラージャだったが、家族らはそれがパドミニのことと勘違いする。
翌日、またも2人で出掛けたラージャとムトゥは、交通事故を起こし立ち往生していたランガに出くわす。ラージャは馬車で隣州までランガを送り、そのまま稽古の様子を見守る。そこへシャクティ劇団の借金取りが現れ、ランガが拉致されそうになる。ムトゥはラージャの命令でランガを救い、2人でその場を逃げ出すのであるが…

【かえる先生のコメント】
インド映画のブームを作ったエポックメイキング的作品。本作が日本でヒットしたことにより、後にインド映画が劇場上映されることが普通となりました。
インド映画は3時間の大作が多く、中間にインターバルとしてトイレ休憩を挟みます。(日本では挟みませんけど)本作の前半はラブコメ、後半はアクションドラマといった感じになっています。
正直、間延びしてたりカット編集が雑に感じたりしますし、香港映画「ミスターブー」やジャッキー・チェンのインド版か?と思ったりもします。でも、数千人規模のエキストラには圧倒されました。
主人公のラジニカーントはインドの超名優。この人に限らず、インドでモテる男は、がっちり体型、ひげ、チャーミングな笑顔みたいです。細身のイケメンはインドでは女子受けしないのかな?
使用人役でしたが、同僚の使用人が百人以上いそう。インドの富豪ってそういうものなの?そんなに仕事あるか?って思うけど、宮殿に住んでるし農業もやってるみたいで、必要なのかな。
後は馬車バトルがあるんですけど、日本って馬に乗るけど馬車って歴史上見ないなあ、籠よりも良さそうなのにと余計なことを思いました。
インド映画でアクション、コメディ、ラブロマンス、ダンスなど複数の要素を含む映画を“マサラムービー”と呼びます。この何でも詰め込んだ感じの先駆けとなり、日本に新たな映画の楽しみ方を教えてくれたことに感謝です。
※お家鑑賞(評価なし)※


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