サンゲリア

ZOMBIE2　（１９８０公開）

【監督】
　ルシオ・フルチ
【出演】
　イアン・マカロック、ティサ・ファロー、リチャード・ジョンソン、オルガ・カルラトス、アル・クライヴァー、アウレッタ・ゲイ

【物語】
　ニューヨーク港内に漂流するクルーザー。巡視船が近づいて船内を捜索すると、キャビンから全身腐乱の男が襲ってきた。パトロールの一人はのどを噛みきられ死亡。もう一人の隊員が男を射殺した。

　クルーザーの持ち主の娘アン（ティサ）によると、父は３ヶ月前にマツール島で消息不明。父からの最後の手紙には、「私は奇病にかかり，この島から出られないだろう」とあった。

　クルーザー事件を調べる新聞記者ピーター（イアン）は、アンとともにマツール島に真相を調べに行くことにした。

　一方、その島ではメナード医師（リチャード）と妻が口論していた。この島の病気を調べようとする夫と、一刻も早く島を出たい妻。
　その病気とは、疫病の死後、死体がよみがえることであった。

　アンたちは、途中でブライアンとスーザンという若いカップルと合流し、島へと近づいていた…
　
　　
【かえる先生のコメント】
　この映画のあれは、ゾンビではなくサングと呼ばれます。ヒット作「ゾンビ」とは違いますということで、題名も「サンゲリア」。これは日本の配給会社の考えです。原題は「ZONBIE　２（？）」です。さすが商魂たくましい。

　宣伝で、そして今も評判の高い場面は、“恐怖の目玉串刺しシーン”です。これ１つで記憶に残る映画となりました。パンフレットにはこう書いてあります。
「鑑賞中にショック死した場合、ハワイ州オアフ島にあるミリラニ・メモリアルパークにあるお墓をさしあげます」

　昔の映画って、ホント話題づくりが過激です。