EMPEROR (2013公開)

【監督】
ピーター・ウェーバー
【出演】
マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、羽田昌義、西田敏行、夏八木勲、片岡孝太郎
【物語】
1945年8月30日。マッカーサー元帥(トミー)が、降伏した日本に上陸した。
「この戦争の責任者は誰か、天皇はどんな役割を果たしたか」
フェラーズ准将(マシュー)は、マッカーサーから直々にその調査を命じられた。
フェラーズは日本文化の専門家でもあり、日本人が名誉の自決を行うことも予想し、戦犯者と目される者を急いで確保していく。
難題は天皇の戦争責任だ。開戦前の首相や天皇の側近であった内大臣から証言を得ようとするも、うまくいかない。
天皇を逮捕すれば、反乱の可能性や共産主義の台頭も十分に予想される。しかし連合国側の期待は、天皇を裁判にかけることだ。フェラーズの心は揺れる。
その一方、フェラーズは通訳兼運転手の高橋(羽田)に、ある日本人女性の消息を調べるように命じた。その女性アヤ(初音)は、かつての恋人である。
フェラーズは、どんな結論をマッカーサーに告げるのか。そしてアヤの消息は…

【かえる先生のコメント】
マッカーサー、フェラーズという実在の人物を扱い、史実を脚色した作品です。
太平洋戦争については、いろいろな視点や立場から多角的に見て意見を言うべきであり、このブログでは、映画作品としての感想にとどめたいと思います。
主人公に背負わされた重い任務と、恋人を探すラブストーリーという2本柱で話が進んでいきます。日本の女と付き合っていたから日本びいきなのかと疑われるという要素も加わって、なかなか見応えがありました。
焦土と化した東京は、ニュージーランドでセットが作られ撮影されたそうです。いろいろな映画で見る敗戦時の日本の雰囲気が出ていたけれど、どこか外国のような感じがしたのはそのためだったかな。
通訳役の羽田さんは「ラストサムライ」にも出演した国際俳優。ついこの前逝去された夏八木勲さんが、天皇を守る意志の強い側近を演じました。
これだけ日本の役者が出て、日本の題材なのに、製作はアメリカ。(インディな会社ですが)日本製作だと何かの意図を感じるけれど、アメリカ製作だから客観的に観られるという効果がありそうです。
いずれにしても、戦時中の魂ある日本人に心が動かされた作品でした☆
★★★☆☆



コメント