LEON Integral Version (1995公開)

【監督】
リュック・ベッソン
【出演】
ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン、ダニー・アイエロ、マイケル・バダルコ
【物語】
“掃除屋”のレオン(ジャン)は、今日も依頼された殺しの仕事を完璧に成し遂げ帰宅。
アパートの階段を上がると、同フロアに居住している少女マチルダ(ナタリー)と出合った。彼女は顔に殴打傷を残していた。家族に暴力を受けている様子だ。
そのマチルダの父(マイケル)の所に、怪しい集団が押しかけた。そのボス(ゲイリー)は「取引している麻薬の純度が低くなっている。かすめ取った奴を明日の正午までに捜せ」と告げて去っていった。
翌日、きっかり正午にやってきた集団は、一切の弁明を聞かず銃を乱射。父も義母も義姉も、そしてマチルダが唯一心を通わせていた幼い弟も無惨に殺された。
ちょうど買い物に出ていたマチルダは異変に気付き、部屋の前を通り過ぎ、レオンの部屋へと進んだ。呼び鈴を鳴らし「たすけて」と唇を動かすマチルダの瞳は涙で濡れていた。
逡巡したレオンだが、遂にその扉を開きマチルダを招き入れた。
難を逃れた翌日、レオンの仕事を知ってしまったマチルダは、弟の仇を討ちたいとレオンに懇願する・・・

【かえる先生のコメント】
ナタリー・ポートマンの鮮烈なデビュー作。そしてジャン・レノとリュック・ベッソン監督にとってもハリウッド出世作となりました。
「グロリア」のように、殺し屋と子どもの話は珍しくはないものの、本作はその中でも大人気作です。
一流の殺し屋と思いきや、元締めにいいように利用されている感がある不器用な男を演じたジャン・レノ。冷徹さがにじむ鋭い眼光を見せたり、知的遅れがあるのかと思わせるぽかんとした顔を見せたり、その演技に引き込まれます。
そのジャン・レノをひっかき回す少女ナタリー。今の大人のナタリーをそのままちっちゃくした色気を感じる12歳です。マチルダの行動は、虐待されて育った子が衝動的行動を取りやすいという現実に合っています。
この2人の敵はゲイリー・オールドマン。シリウス・ブラック(ハリー・ポッター)やゴードン警部(バットマン)のような大人の頃ではなく、めちゃエキセントリックな怪演。記憶に残る悪役です。
完全版は、マチルダがより行動的になり、2人の関係がより丁寧に表現されています。
さて今TOHOシネマで『バック・イン・シネマ』という企画があって、旧作の再上映が会員800円で鑑賞できます。本作もそういうわけで、遂に劇場鑑賞できました(*^_^*)
★★★★☆



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