クジラに落ちた男

WHALEFALL (2026公開)

【監督】
 ブライアン・ダッフィールド
【出演】
 オースティン・エイブラムス、ジョシュ・ブローリン、エリザベス・シュー

【物語】
 父(ジョシュ)の死から1年が過ぎた。大学生の息子ジェイ(オースティン)は、母(エリザベス)のお供で墓地に来ていたが、自らは車に残り供養をしない。

 久々の帰郷で姉2人にも歓迎される。その晩は父の思い出話で盛り上がるが、ジェイの顔は浮かない。そんなジェイに、姉は「お父さんはあなたの話ばかりしてたのよ、もうわだかまりを解いたら?」と語りかけるが、ジェイは頑なにそれを拒んだ。

 翌朝、父の仕事仲間のダイビングショップに顔を出すジェイ。今から潜ると聞いた店主に、「沿岸警備隊が見回りをしていて今日はダイビング向きでは無い日だ」と忠告された。

 しかし、ジェイは海岸へと向かった。目的は父の遺体を見つけること。それを為すことで自分の心に区切りを付けるのだ。

 海藻をかき分け、目を凝らすジェイ。やっと見つけた物は骨ではなく岩だった。やがて光の届かない深みを見つけ立ち止まると、ダイオウイカが姿を現した。その動きは激しく何かから逃げているようだ。と、マッコウクジラが!

 遂に、逃げるダイオウイカを咥えたクジラ。しかしその口から伸びたイカの触腕がジェイの体に巻き付いた!必死にもがくも、ジェイはクジラの体内に引きずり込まれてしまった!

【かえる先生のコメント】
 クジラに飲み込まれた青年の脱出劇を描いたパニック映画。観ているこっちも恐怖を感じる映像が見事でした☆

 クジラの体内構造に詳しくはありませんが恐らくリアル。「ピノキオ」のように自由に動ける空間などなく、圧殺されそうな消化器官に身動きもままならない。閉所恐怖症の人は卒倒しそう。

 狭いだけでも辛いのに、イカの野郎が中でも暴れるし、他の生き物も厄介だし、胃酸で溶けそうだし、酸素残量は約50分と、生き地獄でした(>_<)

 映画始まって15分ほどで食われ、後はひたすら地獄絵図。その合間に父との確執の回想が挟まる感じで進んでいきます。

 この父子の断絶ドラマがあることで、物語の奥行きが深くなって良かったと思います。

 さて主人公は、先週人工ゾンビから逃げまくった俳優オースティン・エイブラムスでした。窮地のどん底に落ちる役がお好きですね(^○^)
 

★★★★☆

コメント