ANY DAY NOW (2014公開)

【監督】
トラヴィス・ファイン
【出演】
アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ、フランシス・フィッシャー、ジェイミー・アン・オールマン
【物語】
70年代カリフォルニア。ショーダンサーでゲイのルディ(アラン)は、客席に熱い視線を感じた。楽屋までやって来た弁護士のポール(ギャレット)と惹かれ合う。
家に戻ったルディは、大音量で音楽を鳴らす隣人の女性(ジェイミー)に文句を言うが逆ギレされる。翌朝たまらず音楽を止めに入った部屋に、女はいなかった。残されていたのは中学生ぐらいの男の子だった。
彼の名はマルコ(アイザック)。ダウン症の子だった。戻らない母親は、麻薬所持で逮捕されたという。このままでは施設に入れられると不憫に思ったルディは、ポールに相談した。
「母親から一時養育の依頼を得よう」
養育の条件に当てはまるように、ルディはポールの従兄と偽り、ポールの家に同居することとなった。
こうして愛情に満たされた3人の生活が始まった。
しかし、2人がゲイであることが、この幸せを奪っていく…

【かえる先生のコメント】
今よりずっとゲイに対する偏見が強い時代の話です。
ネグレクトの母親とは比べものにならない無償の愛をルディとポールは注ぎます。しかし、差別と偏見に満ちた世間はそれを許しません。法廷闘争の場面では、ルディの魂の叫びに共感し、涙します。
ゲイであることを隠し、法律で世界を変えたいと願うポール。カミングアウトし、音楽で自分を表現したいと願うルディ。21世紀ならもう少し何とかなりそうだとは思いますが、それでも今なお偏見は残っていますよね。
2人が救おうとした少年は、実際にダウン症の子だそうです。同じ病気の家族の励みになる活躍でした。
邦題は、その彼が好きな食べ物ドーナツから付けられました。原題は、ラストにルディが歌う曲「I Shall Be Released (ボブ・ディラン)」の歌詞からです。
「Any day now(今すぐにでも)」
”君を取り戻す”でもあり”自由になれる”とも感じました。
★★★★☆



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